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2017年3月

2017年3月30日 (木)

目に汗が、、、

しのぶが逝った 我が家に来て23年でした 犬の訓練所に捨てられていた猫である

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お客様に「何色の猫でもいいから欲しい」と頼まれタイミング良くこの子猫の情報が入り譲り受けてきました しかしお客様にお見せしたら「黒い猫じゃい
らない」とお断りされてしまいました
何色でも良いと言ったじゃないか!!!と思いはしましたが口には出せず、、、これに懲りてその後は犬猫譲渡の斡旋は当事者同士の直接の話し合いで進めていただくようにしています

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しのぶはその様な生い立ちで?我が家に住み着くことになりました 当初は入院室で牢名主的生活でしたがケージの扉を右開きでも左開きでも開ける知恵がついてしまい止む無く自室に移動させました 特に悪さをすることもなく時々粗相をする程度であまり手のかかる猫ではありませんでした
その後長い間楽しませてくれました寒くなると私の布団の上に乗ってきて安眠を妨害し 寝床の中に引き込めば嫌がりすぐ飛び出してしまい 朝になると私の顔をひげでくすぐりそれでもダメなときは前足で鼻を軽くひっかき睡眠の邪魔をしてくれました 食べ物は特に好き嫌いがあったわけではないがバターなど塗らないただの食パンが好きでした しのぶが食べる食パンは私達が食べても美味しかったです

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ごくごく普通のありきたりの黒猫で 特に美形でもなく 特に頭が良いわけでもなかったが温和な性格で誰にでもいい顔をし看護婦さんたちにも可愛がられ研修医の実習台になったこともありました 
高齢になり歩くときに腰が左右に大きく振れるようになってからも階段をのぼって毎朝私をおこしに来ておりました そのうち歩行が困難となりさすがに階段は無理となり餌をスプーンで食べさせるようになりました それも受け付けなくなり起立不能となりわたしのダウンコートで包んで寝かせていました

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毎朝顔を覗き込んで「あっまだ息があった」と安心する日が数日続き最期となった日も朝にはまだ反応がありました トイレシーツの交換が終わりまたダウンに包んで寝かせましたが間もなく末期の呼吸が始まりましたので両腕で静かに抱き上げ「お別れだね お疲れ様 そしてありがとう」とお礼を言いましたら数回大きな呼吸をして黄泉の国に旅経ちました 

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23年の長い付き合いを思い返すとや
はり目に汗が滲んできます
                   風鳴亭
 

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