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2011年12月30日 (金)

白鳥の湖

先日白鳥が保護されて来ました 県の環境事務所の職員の方が休日にも係らずわざわざ運んできてくれました

動物公園の方が出勤途中にうずくまっている白鳥を発見し県庁に連絡し環境事務所の職員が収容に向かいましたが弱った白鳥=鳥インフルエンザの恐れがありましたので家畜保健所の獣医さんも休日に呼び出して鳥インフルエンザの検査をしたのだそうです

鳥インフルエンザでない事がはっきりしてから当院に運び込まれてきました

両目に若干の充血はありましたが体表には特に目立った外傷は無くなんとか自力で起立は出来ました 歩き回るほどの元気はありませんでしたが両翼も広げてやると普通に伸びました

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念の為おなかのレントゲン写真を撮りました 散弾やその他の異物は見つかりませんでしたが食渣の影も見当たりませんでした 検便でも寄生虫はみつかりませんでした

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空腹による行き倒れ?かも知れないと判断し ケージに収容し保温と安静とビタミン入り強制給餌を試みた結果数日後には元気が出始めました

それまでおとなしくされるがままであったのに元気が回復するにつれて強気になり人を威嚇するようになりました その声は凶暴猫が人を威嚇する時のあのシャーシャーにそっくりでした

元気になり餌も沢山食べるようになりましたので外のリハビリ小屋に3人がかりで移動しました 一人が首を押さえもう一人が羽を押さえるように胴体を抱え もう一人はドアの開閉です

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あまり沢山たべるので心配になり適正な給餌量を動物園に問い合わせましたところ水鳥用の浮く餌を「どんぶり2杯」相当やっているとのことでした 当院ではそのような高級な餌の準備はありませんので適当に青菜を刻み込んだ物を「どんぶり2杯」相当量をやるようにしましたがきれいに平らげてしまいます

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元気になったのは嬉しいことですがそろそろ放鳥場所の心配をしています

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コブハクチョウは縄張り意識が強く在来の水鳥を追い払ってしまう事があるのだそうでやたらに放すと生態系を乱すことに成りそうで鴨や鷺の場合とは少し事情が違うようです 人間を威嚇するあの勢いからそれは容易に想像できます

これからは名作「白鳥の湖」を鑑賞する際に少し視点を変えなければならないかもしれません

               風鳴亭

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